同棲する前のわたし
わたしは高校卒業後、家出で上京した。
19歳で風呂なし安アパート暮らし。
最初のうちは一人暮らしが新鮮で楽しかった。
どんなにボロくても、賃貸でも、自分だけの城はいいもの。
でも、だんだん孤独感が襲うようになってきた。
一番寂しったのは、一人暮らし1年目の大晦日。
高校までは実家で年越しそばを食べて、紅白歌合戦を見た後、ゆく年くる年を見る流れだったのに。
小さなテレビで、一人ぽつんと紅白を見てたら、あまりの寂しさで涙が出てきた。
わたしが大好きだったX JAPANのRusty Nailが流れているというのに。
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はじめての同棲
21歳のとき、2年暮らした安アパートを引き払って、彼氏と同棲することにした。
5歳年上の会社員。
テレフォンレディーをやって知り合った、東京で初の彼氏。
そんな場所で恋人を見つけなくても、一応、他で出会いのきっかけはあった。
バイト先の中華料理店。
何人かコックさんが声をかけてくれたのだ。
でも、どの人も低レベルに感じた。
休憩時間にタバコ吸って、飲み屋のお姉さんについて噂しているような人たちだったから。
口説かれても、本当ならわたしはこんな場所にいる人間じゃないの、花の女子大生になるはずだったの、などと、こころの中で泣いていた。
だったら、出会った場所がダイヤルQ2でも、ちゃんとした会社に勤めている男性と付き合った方が、まだいいかなって。
浜崎あゆみのA Song for XXがぴったりの心境。
わたしと彼の2人で巣を作りたかった。
リアルな同棲生活
同棲は甘くない。
もろに現実なのだ。
2人で使うトイレットペーパーを買ったり、生理用ナプキンの置き場を知られたり、節約のために赤札のついた食材選んだり。
朝起きたら、頭ぼさぼさですっぴんを見られる。
向こうのダサい姿も見る。
休日はTシャツ一枚にパンツ、ビール片手にプロ野球。
週末デートも質素になった。
ファミレスで予算以内の定食とか。
誕生日プレゼントも、クリスマスプレゼントも、お金の話がまとわりつく。
同棲生活の慣れの果て
2年同棲して、最後の方はただの便利な同居人みたいになった。
トイレットペーパー、ティッシュ、ごみ袋を買うのはわたしの仕事。
生活費は6:4で向こうがちょっとだけ多く払ってたけどね。
それっぽっちの為に、どうして家政婦やらされるのかなって。
だんだん鬱憤が溜まってきた。
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女は40過ぎたら、女性から生き物に名前が変わる
ある日、同棲相手から酷い事を言われて、別れを決意した。
女は40歳を過ぎると、女性から生き物に変わると豪語されたのだ。
その時、わたしは23歳。
中年からまだまだ遠かったけど、この人と一緒にいたら、いつかそんな風に思われるんだなとショックで。
違和感をぬぐえなくなった。
結果、2人で借りたアパートを更新せず、同棲生活は終止符を打つ。
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同棲は女の価値を下げる
この記事を読んで、わたしの同棲生活を思い出した。
朝ご飯、お弁当、仕事、食品の買い物、夕ご飯、片付け、はあ、やっと自分の時間。こんなの、専業主婦がやることでしょう?
まさにその通り。
同棲すると、彼のお母さんをやらされるのだ。
しかも、同棲は女の価値を下げる。
ほすらぶで知ったんだけど、同棲するような女性は家柄が大したことないと思われてしまう。
確かに、皇室に嫁いだ雅子さまや紀子さまに、同棲経験があるとは思えない。
箱入り娘ならば、親が同棲に反対するはずだ。
男性はハンター。
入手困難な獲物をゲットしたくて必死になる。
かんたんに同棲した女性を大切にしない。
なので、同棲したいほど寂しかったり、相手を好きだったとしても、もったいつけなくちゃダメ。
同棲は婚約してからで十分。
暮らしてみて合わない場合、婚約を破棄すれば済む。
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